イタリアの自動券売機の使い方が分からないというのは当然のことです。何もかも初めての海外旅行という人もたくさんいると思うので、チケットを買う手順を簡単に説明していきます!
始めに
日本でも電車に乗る前に自動券売機や窓口でチケットを買うと思いますが、操作の手順は大体同じです。チケットを買う前に、自分が乗る予定の電車、行先、出発時間を決めておくと楽です。
イタリアの鉄道の種類、具体的な乗車方法、乗りたい電車の探し方などの記事はこちら。
トレニタリアのチケットはどこで手に入れる?
現地の自動券売機がおすすめ
一番一般的な方法です。よほどの田舎でなければ駅に行くと必ず券売機はあります(窓口はないところもある)。大きな駅の場合は何台も設置してあったり、小さな駅の場合は1つしか設置してなかったりします。
購入手順
1.購入画面の前に立ち、言語を選択する。日本語はないので英語などを選択する。
2.BUY YOUR TICKETを押し、行先を指定する(事前に行きたい駅名をスマホで調べておきまましょう)。現在、自分がいる駅名は最初から指定されているので、どこの駅に向かいたいのか、選択肢の中から選ぶ。その際、選択肢の中になければ検索のマークを押し、行先の駅名を手入力する。
3.出発駅、到着駅が決まった後は、乗車する日付、片道(ONE WAY)なのか往復(ROUND TRIP)なのか、何時発の電車に乗るのか選択する。人数も調節する。後で料金も横に一緒に表示されます。
4.最終確認として、行先を間違えていないか確かめる。
5.支払方法(現金かクレジットカードか)を選択する。券売機によってはどちらか一方しか使えないものもある(お金やカードの投入口にはマークがあるので分かりやすいです!)。
6.チケットとおつりの取り忘れに注意。この自動券売機というものは、使い勝手の悪い大きなお札を入れて、おつりとして使い勝手の良い小銭に両替できるチャンスですね。
おおまかな手順は大体こんな感じです。焦らずにゆっくり画面の指示に従えばきちんとチケットが買えるようになっています。
ちなみに、Regionale Veloce、Regionale、FRECCIAROSSAの鉄道はトレニタリアが会社です。鉄道の種類について詳しくは、「イタリアの鉄道の種類、具体的な乗車方法、乗りたい電車の探し方などの記事はこちら」を見てください!!
オンラインや現地の窓口でも買えるけど...
オンラインや現地の窓口でチケットを買う手段もありますが、オンラインは観光予定が変わるとその電車に乗れない事態になるのであまりおすすめしません。海外旅行は予定通りに観光が進むとは思わない方がいいです・・・。
オンラインチケットのメリットとしては早割でお得な値段でチケットが買えることくらいですね。早割りチケットに関しても、「イタリアの鉄道の種類、具体的な乗車方法、乗りたい電車の探し方」などの記事はこちら」に書いています。
窓口は英語やイタリア語が堪能な方であれば、問題ないですが英語が苦手な人や海外旅行初心者にとってはハードルが高い気がします。何故か、窓口に長い列ができていることもあるので、自動券売機で買った方が早く済むでしょう。
チケット購入の際の裏技!!
現地で電車を1回、2回と乗り継ぐ予定の人のためにある裏技?を紹介します。
正直、乗り換え時間が15分前後しかないとなると、大分きついです。日本なら余裕ですが、海外は電車が遅延するのは当たり前なので、予定より遅く駅に着いたとすると、乗り換えが間に合わなくなります。さらに、ギリギリで着いたとしても自動券売機でまたチケットを買っていると、次の電車に間に合いませんよね?
そこで、時間に余裕のある時に、現地の自動券売機でチケットをまとめて買うことを強くおすすめします。最初の出発駅の時点で、乗り換えの分も買ってしまうととても楽です。
乗り換え分も買う方法として、購入画面で行先を指定する際、出発駅を手入力で変更するだけでOKです。右上にMODIFY DEPARTUREとあるのでそれを押してください。すると、change departure stationになります。後の流れは上記の説明と同じです。
例えば、ローマ→フィレンツェ→シエナと乗り換えをする場合、ローマのテルミ二駅で、ローマ→フィレンツェと、フィレンツェ→シエナの電車のチケットをまとめて買うということです。
例.テルミ二駅(ローマ)→フィレンツェ・サンタマリアノヴェッラ駅(フィレンツェ)→シエナ(シエナ)駅
最後に
まず、自動券売機をいろいろ触ってみてください(笑)!最後に現金を入れる、またはクレジットカードを入れない限りお支払いはないので、とにかく何がどうなっているのか実際に触ってみることをおすすめします。(私は、時間に余裕を持って駅に到着し、人が少ない時間帯に購入画面を弄っていました)
みなさんが無事に目的地に辿り着けることを祈っています。
それでは良い旅を。