結論から言うと、ストライキ中でも運行されている電車はそれなりにあるので、保障列車さえ見つけられれば目的地に辿り着けます！（ストライキ日 2024-03-24）
【目次】
１．ネットで保障列車を検索する方法
・始めに、保障列車とは
・保障列車が公開されているサイトについて
２．ストライキ情報または保障列車が分かるサイト
・【注意】自分はどの保障列車に乗ればよいのか？！
・乗りたい電車（保障列車）を見つける手順
３．最後に
目次
ネットで保障列車を検索する方法
始めに、保障列車とは
基本的にイタリアでストライキが起きた場合は、全ての電車（各駅停車も特急も）が止まります。バスも飛行機も止まるかもしれません。
とは言っても、朝の通学通勤時間や夕方の帰宅ラッシュの時間帯に電車がないと地元民が困るので、ある程度の本数の列車は出ています。
これがいわゆる保障列車です。
保障列車が公開されているサイトについて
保障列車があることは分かっていても、実際問題は、自分が今いる現在地から行きたい目的地への電車をどうやって探し出すかです。
ストライキ情報または保障列車が分かるサイト
まず、イタリアの鉄道会社であるトレニタリアとイタロのストライキ情報が分かるサイトを確認し、保障列車一覧を見ましょう。
１．Googleで「トレニタリア sciopero」と検索してください。そのサイトはこちら。
次に、サイトを下の方にスクロールしていってください。Seleziona la Regione di interesseとあるので、自分が現在いる地域を一覧から選択し、PDFをクリックしましょう。
PDFにはずらりと、それぞれの列車番号と出発駅（出発時間）、到着駅が記載されています。
２．次に、Googleで「イタロ GARANTITO」と検索してください。近々あるストライキの保障列車一覧のサイトがあります。定期的に変わります。（例えば、2024年5月4～5日の保障列車一覧はこちら。）
イタロのサイトもトレニタリアのサイトと同じようなもので、PDFにはずらりと、それぞれの列車番号と出発駅（出発時間）、到着駅が記載されています。
【注意】自分はどの保障列車に乗ればよいのか？！
ここで重要なのは、自分が今いる現在地（駅）が必ずしもPDFに書かれている出発駅と一致するとは限らないということです。そして、到着駅も自分が行きたい目的地（駅）と一致するとは限りません。なので列車番号が重要になります！！
乗りたい電車（保障列車）を見つける手順
一旦、トレニタリアやイタロの保障列車PDFから離れて（ページはそのまま）、GoogleでOMIOと検索してください。そのサイトはこちら。
１．OMIOのサイトで、左から順に現在地の駅名と、目的地の駅名を入力し検索します。すると、時間帯ごとに何本もの電車が表示されるので、出発時間が朝方または夜方のところに目星をつけておきましょう。（地元民の通勤通学時間帯）
例えば、OMIOのサイトで、フィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ駅 → ヴェローナ・ポルタ・ヌオーヴァ駅と検索をし、9：05発（イタロ 列車番号：8954）に乗りたいと考えたとします。
２．そして、9：05発（イタロ 列車番号：8954）を紙にメモし、もう一度イタロの保障列車一覧PDFに戻ってください。その際、列車番号に気を付けながら、日付と出発時間を照らし合わせましょう。
３．希望時間の保障列車が見つからなければ、その前後の時間もしくは朝方の電車から夜方の電車に変更するなどしましょう。
また、鉄道会社を変えてみてイタロになければ、トレニタリアに自分が乗りたい電車が保障されているのか考えてください。
ここで先ほどの例に続き、
フィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ駅 → ヴェローナ・ポルタ・ヌオーヴァ駅
9：05発（イタロ 列車番号：8954）が、
5月5日 NAPOLI C.LE（5:50出発） → BOLZANO （12:18到着）
と、イタロの保障列車一覧にあったので、この時間帯の電車に乗れるということです！！
いわゆる、NAPOLI C.LEからBOLZANOの間にフィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ駅 と、ヴェローナ・ポルタ・ヌオーヴァ駅があるということです。
４．最終確認として、改めて自分が今いる駅と行きたい駅を見直しましょう。PDFのそれぞれの列車番号に注意し、OMIOで検索した自分の乗りたい列車番号と合致するかよく見直しましょう。
当日は、時間に余裕を持って駅のホームに行ってください。切符を買う際、イタロやトレニタリア（フレッチャロッサ）などの急行列車は座席指定なので、自動券売機で焦らないためにも早めに駅へ向かいましょう。
最後に
できるだけストライキがいつイタリアで行われるのか調べてから海外旅行の計画を立ててください。ストライキの日程と旅程が重なっていた場合、公共交通機関を使わない観光プランを考えましょう。
皆さんがストライキに遭遇しないまたは、無事に保障列車に乗れることを祈っています。
それでは、良い旅を♪